ほったらかしてばっかですみません

ちょっとtwitter上の話題に刺激を受けたので前回の続きでも

前提として以下の議論は、将来的にネット上で「お勧め」についての適切な情報を得るためにどのようなシステムが必要になるかという話題です。あくまで適切な「お勧め」情報に関する議論なのでこのまま一般の情報には適用可能だとは思っていません。

前提に納得されたら以下に


ネットの現状といたしまして、お勧めが氾濫しすぎてどれが本当に有益な情報か分からない。情報個々の持つ価値がデフレを起こしているという事を書きました。

これはひとえに情報がただで得られる物だという認識に問題があるんじゃないかと
解決する手段としましては、情報にはそれなりの対価を払う。

第一に思いつくのは、金を払って情報を得る。
まあコンサルですね。有益なお勧めを教えて貰ってそれに対して金銭を投げる。
考えているのはある人の要求に対して、知識を持った人が有償でその個人に対して有効だと思える情報を与える。
ここで大事になってくると思われるのは、その情報が有効性を持つのはあくまで情報を与えられた個人に限るということです。すなわち、そのぐらい個人の適正に依存した情報を提供するということ。

例を挙げましょう。例えば、ある人Aがお勧めのSF小説を知りたいと思ったとします。一口にSFと言っても幅が広い。僕のつたない読書経験の中ですら「星を継ぐ者」、「イリーガルエイリアン」、「スローターハウス5」、「マルドゥック・スクランブル」、「しあわせの理由」と読むべきSFには枚挙に暇がありません。情報提供者は星の数程あるSF作品の中から、Aの希望にあうSFをチョイスして情報を提供します。
ここでAが別の他人Bにその情報を、そのまま横流ししたとしてもその情報がBにとって有効だという保証はありません。なぜならそれはA個人の資質を鑑みて提供された情報だから。

提供された個人にしか情報が有益でないというのはこういう意味です。
このシステムの問題点として、適切な情報を提供しようと思えば労力が非常に大きくなる=情報量が高額になるであろうということでしょう。



第二の考えとしては、情報の対価には情報を払うというもの。
SNSの様な会員制のサービスを想像して下さい。
会員はまずその人自身の嗜好を入力します。生活環境、好き嫌い、本は読むか、漫画は嫌いか、どのような創作が好きか、それらを事細かに入力したしかるのちに、自分の知りたい情報を検索します。後はそれらの情報を機械的にマッチングしてお勧め情報を吐き出させるだけです。
似たようなサービスはおそらく今でもあるでしょうが、僕が主張したいのは手順をめんどくさく、複雑にすること。さもないと適当な情報入力をする人が続出して、現在のネットとなんら変わりないものになってしまう恐れがあります。適切でない情報を提供し続ける人に対してはアカウントを削除するなどの措置を執り、情報の有効性を保つシステム上の工夫が必要となるでしょう。
問題点は情報の絶対量が集まらないだろうという点ですかね。少なくとも現状の意識(情報=無料)では無理でしょう。

以上二点のアイデアを提供してみました。粗い理論なので色々と反論は可能でしょう。コメント欄にてご意見頂ければ嬉しいです